ドバイへの不動産投資や移住を考えるとき、いきなり物件から入らなくても、まず「ドバイ(海外)にお金の足場をつくる」ところから始められます。本記事では、その足場づくりに役立つ3つ——①海外送金/②非居住者の銀行口座/③デジタル資産を入れられる口座——を、現地の実務にそって整理しました。不動産を買う・買わないにかかわらず、知っておくと選択肢が広がります。
1. 海外送金は「ワイズ(Wise)」が確実
日本からドバイへの送金は、銀行経由だと審査が厳しく、時間もかかり、場合によっては送金そのものを拒否されることがあります。これは利用する銀行や個人の状況によって変わります。そうしたときに頼りになるのがワイズ(Wise)です。当社はWiseとパートナーシップを結んでおり、これまでワイズで送った送金は、すべて問題なくドバイに着金しています。日本語のサポートがあるため、手続きも進めやすいのが利点です(送金前に、本人確認などの必要書類の提出が求められます)。
高額送金にも対応しており、目安として1回あたり最大1.5億円程度まで送ることができます(上限や条件はWise公式の最新情報をご確認ください)。
ワイズが「安心して使える」と言える理由
「聞いたことのないサービスに大きなお金を預けて大丈夫?」と不安に思うのは当然です。ワイズは、次のように公的な規制と実績に裏づけられたサービスです(数値は2026年時点の公表情報。最新は公式をご確認ください)。
- 金融当局の規制を受けています。ワイズは英国の金融行為規制機構(FCA)から電子マネー機関(EMI)として認可を受けており、各国でもそれぞれの規制に登録して運営しています。
- 上場企業です。ワイズはロンドン証券取引所に上場しており、財務情報が公開され、外部のチェックを受ける立場にあります。
- 世界中で多くの人が利用しています。利用者はおよそ1,800万人規模に達しています。
- 預けたお金は分別管理されます。顧客の資金は、ワイズ自身の資金とは分けて、信頼性の高い銀行などで保全される仕組みです。万一に備えた資本要件やストレステストも課されています。
こうした背景に加えて、当社はWiseとパートナーシップを結んでおり、日本語サポートと初期セットアップの無料サポートもご用意しています。はじめての海外送金でも、安心して進めていただけます。
2. 非居住者でも、ドバイで銀行口座を開ける
「ドバイに住んでいないと口座は作れない」と思われがちですが、非居住者でも口座を開設できます。基本的には、非居住者でも開設できる現地の銀行口座を利用します。非居住者向けなので、ビザは必要ありません。
必要な書類
- 直近3ヶ月分の光熱費の請求書
- 直近3ヶ月分の日本の銀行口座の取引明細
- 収入(給与)の証明
目安として、銀行明細の残高・給与とも、月20万円ほど以上あれば、まず問題ありません。書類はすべて英語への翻訳が必要ですが、当社で翻訳のサポートを行っていますのでご安心ください。
開設までの流れ
- 1. 書類を当社へご提出いただく
- 2. 銀行側で内容を確認(最終的な開設可否は銀行の判断によります)
- 3. OKが出たら、実際にドバイに来て口座を開設(開設時は現地での来訪が必要です)
- 4. キャッシュカード兼デビットカードを受け取る(現地受け取りで約1週間。日程的に難しい場合は日本への発送も可能です)
- 5. カードを受け取って口座(アカウント)を有効化
費用の目安
最低預入金額:約5,000AEDあれば問題ありません。口座開設まわりは慣れない手続きが多いので、ここは当社にお任せいただけます。なお、開設の可否は最終的に銀行の判断によります。
口座があると作れる「特典つきクレジットカード」
口座を開くと、最初にキャッシュカード兼デビットカードがもらえます。これだけでも世界中で使えますが(VisaまたはMastercardのため)、さらに特典つきのクレジットカードを発行できるのが魅力です。デビットでも支払いはできますが、クレジットカードのほうがポイント・マイルが貯まるので、こだわる方にはおすすめです。ホテルのポイントが貯まるカードや航空会社のマイルが貯まるカードがあり、無料宿泊特典、会員ステータスの引き上げ、部屋のアップグレード、レイトチェックアウト、空港ラウンジ利用などの特典が付くものもあります(特典・条件は各カードの公式最新情報をご確認ください)。
通貨の面でもメリットがあります。この口座はAED(ディルハム)建てで、AEDは米ドルにペッグ(固定相場)されています。ここに置いたお金をこれらのカードで日本や世界中で使うと、実質ドルに連動した資産で決済することになります。円安の局面では、これが安心材料になります。
3. 仮想通貨を入れられるデジタル資産の口座
法定通貨(米ドル)と仮想通貨(ビットコインなど)を、同じ口座でまとめて持てるデジタル資産の口座も選択肢になります。店舗を持たずスマホアプリで完結し、海外に渡航しなくても日本から開設できるものもあります。
一般的な特徴
- 送金サービスではなく、海外の金融当局のフルライセンスを持つ、規制下にあるれっきとした銀行であるものもあります。
- 対応通貨は米ドル(USD)とビットコイン(BTC)が中心で、1口座でまとめて持てます。
- 預金保護の枠組みが用意され、世界のATM・店舗で使えるデビットカードが付くものもあります。
- 口座開設は基本的にスマホで数ステップ(アプリのダウンロード、初期登録、パスポート撮影とセルフィー動画による本人確認=KYC、入金)で完結します。口座管理費や条件は各社・プランにより異なります。
つまずきやすい点
日本の公共料金の請求書は日本語のため、住所証明としてそのままでは使えないことがあります。英語表記の明細(PDF)を出せる口座を住所証明に使うとスムーズです。
税務・注意点(必ず確認を)
海外口座の開設・保有は、正規の手続きと申告を行えば合法です(外為法上、海外との資金移動は原則自由)。ただし次の点に注意してください。
- 年末時点で国外財産の合計が5,000万円を超える場合、「国外財産調書」を翌年6月30日までに税務署へ提出する必要があります。
- 海外口座で得た利息は確定申告が必要です(利子所得などの扱い)。
- ビットコインなどの暗号資産は価格変動が大きく、保有・売買・送金には税務も関わります。
金利・手数料・条件は変更されます。最新は各社の公式でご確認のうえ、税務は必ず専門家にご相談ください。具体的な進め方は、当社の個別相談でも一緒に整理できます。
まとめ
- 送金:銀行が難しいときはワイズ。日本語サポートあり、これまで問題なくドバイへ着金。高額送金にも対応(上限は公式確認)。
- 口座:非居住者でも現地の銀行口座を開設可能。ビザ不要。必要書類は英語翻訳(当社サポート)。開設は現地来訪が必要。最低預入 約5,000AED。可否は銀行判断。
- デジタル資産:米ドルとビットコインを1口座で持てる口座も選択肢。ライセンス・手数料・税務を確認のうえで。
- お金の移動・口座保有にともなう税務の取り扱いは、必ず専門家に確認してください。
最後に
「まずはドバイにお金の足場だけ作っておきたい」——そんな段階からでも、お手伝いできます。送金・口座開設・その先の運用まで、現地の目線でサポートします。ご相談は、公式LINE・メールからお気軽にどうぞ。
免責事項:本記事は当社の現地での実務経験にもとづく一般的な情報提供であり、税務・法務・投資の助言ではありません。送金・口座開設・暗号資産・税務の取り扱いは、各社の公式情報および各分野の専門家に必ずご確認ください。制度・手数料・上限・為替は変動し、特定の成果を保証するものではありません。記載内容は2026年6月時点のものです。
