毎年12月2日は、UAE(アラブ首長国連邦)にとって特別な一日です。この日は建国記念日(ナショナルデー、Eid Al Etihad)として、国全体が国旗のカラーに染まり、盛大に祝われます。ドバイに住む人にとっても、移住や旅行を考えている方にとっても、この国の歩みと文化を肌で感じられる絶好の機会です。本記事では、UAE建国記念日の意味と、ドバイでの楽しみ方をご紹介します。
UAE建国記念日(ナショナルデー)とは?
UAEは、1971年12月2日に7つの首長国が連邦として統一して誕生した、比較的若い国です。アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジュマン、ウンム・アル・カイワイン、フジャイラの6首長国がまず統合し、翌1972年にラスアルハイマが加わって、現在の7首長国による連邦が完成しました。
建国の中心となったのが、「建国の父」と称される故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アール・ナヒヤーンです。砂漠の小さな地域だったこの国は、わずか半世紀で世界有数の経済都市へと発展しました。2025年は建国54周年にあたり、この急成長の歩みそのものが、ナショナルデーで祝われる誇りでもあります。
ドバイのナショナルデーの祝い方
ナショナルデーが近づくと、ドバイの街は一気にお祝いムードに包まれます。車や建物には国旗が掲げられ、ショッピングモールや高層ビルは国旗カラー(赤・緑・白・黒)でライトアップされます。
当日は街のあちこちでイベントが開催されます。空軍アクロバットチーム「アル・フルサーン」による航空ショー、伝統舞踊やパレード、各地のフェスティバルなど、家族みんなで楽しめる催しが目白押しです。ドバイならではのスケールの大きな祝祭を体験できます。
夜空を彩る花火とイルミネーション
ナショナルデーのハイライトのひとつが、夜空を彩る大規模な花火です。ブルジュ・ハリファ周辺やグローバル・ヴィレッジ、各地のビーチやウォーターフロントなど、市内の複数のスポットで盛大な花火が打ち上げられます。
世界一の高さを誇るブルジュ・ハリファでは、LEDと花火を組み合わせた壮大な光のショーが行われることもあり、世界中から多くの人が訪れます。ドバイの近未来的なスカイラインと花火の競演は、一度は見ておきたい光景です。
建国記念日の前に ― 殉職者の日(Commemoration Day)
華やかなナショナルデーの直前、11月30日は「殉職者の日(Commemoration Day/殉職者追悼の日)」として、国のために命を捧げた人々を追悼する大切な日が設けられています。
この日は、全国で午前11時に1分間の黙祷が捧げられます。1971年11月30日に殉職した警察官を悼んだことに由来し、2015年に正式に制定されました。祝日としては翌12月1日に観測され、そのまま12月2日の建国記念日へと続きます。「追悼」から「祝福」へとつながる3日間に、UAEという国の価値観が表れています。
日本人がナショナルデーを楽しむには
ナショナルデーの期間は祝日(公休)となり、多くの人がお祝いに出かけます。花火やイベント会場は大変混雑し、道路の渋滞も予想されるため、早めの行動と公共交通機関(メトロ)の利用がおすすめです。
ファミリーで楽しめる催しが多く、治安も良いため、お子様連れでも安心して参加できます。国旗カラーの装飾やフェイスペイントを楽しんだり、地元の人々と一緒にこの国の誕生日を祝ったりするのは、ドバイならではの特別な体験になるはずです。
まとめ
UAE建国記念日は、わずか54年で砂漠から世界都市へと駆け上がった、この国の歩みを祝う一日です。その圧倒的な成長スピードと、安定した国づくりへの誇りこそが、ドバイが世界中から人と投資を惹きつけ続ける理由でもあります。
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