29日から始まる“UAEの心”。殉職者の日とナショナルデーの本当の意味

目次


12月のUAEは、空気が一気に変わる

UAEでは12月が始まると、街の雰囲気が一気に華やかになります。
道路はライトアップされ、国旗があちこちで揺れ、人々は国旗カラーの服を身につけます。
そしてブルジュ・ハリファも赤・緑・白・黒に輝きます。

初めてこの景色を見る人は、思わずこう感じるでしょう。
「一体何が起きているんだろう…?」


建国の日(UAEナショナルデー)の物語

UAEの物語は1971122に始まります。
この日、ドバイ・アブダビ・シャルジャ・アジュマン・ウンム・アルカイワイン・フジャイラの6つの首長国が一つになり、
「アラブ首長国連邦(UAE)」が誕生しました。

そしてその後、**ラスアルハイマが1972年に正式に加盟(加入)**し、現在の7首長国が揃いました。

それまで各首長国は別々の仕組みで動いていましたが、
“連邦としてまとまること” によって、安定と協力の未来が開けました。

各首長国はそれぞれの強みを活かして発展し、
ドバイは貿易と観光、アブダビはエネルギーと投資、
シャルジャは文化、フジャイラは自然や港湾など、
多様な役割が国としての成長を支えています。

ナショナルデーはまさに「国が誕生した日」そのものなのです。


殉職者の日とは(Martyr’s Day

殉職者の日は本来1130ですが、
公的な追悼行事は毎年121に行われます。
その翌日が建国記念日(12月2日)のため、
この時期は自然と連休の雰囲気になります。

2025年も同じく、12月1日・2日が祝日となっています。

この日は国のために命を捧げた人々を静かに追悼する特別な日です。


3つの島と最初の殉職者

建国前日の19711130
イランがUAE領土である タンブ・アルクブラ、タンブ・アススグラ、アブ・ムーサ の3島を占拠しました。

その際、タンブ・アルクブラ島を守っていた警察部隊が短い交戦に入り、
数名の警察官が殉職しました。

彼らはUAEが正式に誕生する前に命を落とした最初の殉職者と言われています。
この出来事は今も国の記憶に残る大切な歴史であり、
UAEはこれら3島を自国の領土として、平和的手段での返還を求め続けています。


1129日〜122日は特別な期間

UAEでは1129日から122までが、特別な空気に包まれます。
殉職者の日は「犠牲と尊敬」を思い出させ、
続く建国記念日は「始まりと希望」の象徴。

この流れが、UAEの12月初めを特別な時間にしているのです。


祝日ムードは国中に広がる

この時期、街は美しくライトアップされ、
花火大会、伝統イベント、航空ショー、
そして近年はドローンショーも大人気です。

夜空に描かれる光のアートは、UAEならではの迫力があります。


人々と家族の過ごし方

多くの人が家族と出かけたり、実家を訪ねたり、
車に国旗を飾って祝日ムードを楽しみます。
イベントを巡ったり、ゆっくり休暇を過ごす人もいます。

また、この祝日が週末とつながって長めの休みになることもあるため、
一部の人はこの期間を利用して短い旅行に出かけることもあります。


12月のUAEは特別な季節

12月のUAEは、
誇り・感謝・お祝いがひとつになった、特別な季節です。

一度この雰囲気に触れると、
「UAEの12月は本当に特別なんだ」と心から感じることでしょう。